第71回カンヌ国際映画祭短編映画部門で上映決定
48時間で製作された映画「ベイビーインザダーク」
世界のフィルムコミュニティー拡大と地域映像産業の振興を目的として、2001年に米国で開始され、毎年世界約130都市で開催されている「48 Hour Film Project(フォーティーエイトアワーフィルムプロジェクト、以下48HFP)」 という世界最大規模の時間制映画製作のコンペティションがある。参加チームは、開始直前に登場人物の職業や、言わなければならない台詞、使わなければならない小道具等のお題を発表され、くじ引きでホラーやコメディなどのジャンルを決め、そのお題に沿って48時間以内に1本のショートムービーを完成させなければならない。その大阪大会で、2017年度の最優秀作品賞に輝いた映画「ベイビーインザダーク」(北口裕介監督)が、この度2018年3月6日から9日にかけてパリで開催された48HFPの世界大会であるFilmapaloozaにおいて上映され、120本近くに及ぶ世界各都市の最優秀作品の中から、見事15本に選抜され、今年の5月8日に開幕する第71回カンヌ国際映画祭短編映画部門での上映権を獲得した。
本作は大阪を拠点に俳優としても活動する北口裕介が、脚本・監督・編集を務め、妻でもある北口奈々(大阪大会、主演女優賞)と俳優の佐渡山順久を主演に、不妊に悩む夫婦の苦悩と愛をシニカルかつユーモラスに描いたダークコメディである。その独特の語り口に、パリで行われた上映の際も各国のフィルムメーカー達から大きな歓声と賞賛が送られた。

(Filmapalooza 2018 in パリにて写真左から監督北口裕介、北口奈々)

(写真左から主演の佐渡山順久、北口奈々)

映画「ベイビーインザダーク」
あらすじ
新たな生命の誕生を喜べない人がいる一方で、どんなに望んでも子供ができずに苦しむ人がいる。不妊に悩む夫婦は、新生児生き埋め事件のニュースを見て、いるはずのない赤ん坊を探すため河川敷へと向かうが・・・
実際に起きた新生児生き埋め事件をベースに、夫婦の苦悩と愛を描いたダークコメディ。
作品情報
出演:北口奈々、佐渡山順久、井上暉之、SONYA、トーマス・リンドブルーム
監督・脚本・編集:北口裕介 撮影監督:栗原康 録音・美術:菅田豊
ヘアメイク:近友鼓美 助監督:川畑志帆 音楽:パパっ子ひとり
製作:DUDE Y! 製作協力:(株)トリプレットスタジオ
キャスティング協力:アティチュード
カラー / デジタル / 16:9 / ステレオ / 7分 /