• 北口ユースケ

拝啓ジェームズ・ボンド様

 

Photo by Jordan Lema

そわそわとリュミエール大劇場に移動した監督と別れ、ブースで一人ショートフィルムを鑑賞していたメンバーと合流し、計3人で監督のレッドカーペット登場を外野から見守る。後に判明したのだが、Balconの入り口は2つあり、監督が並んだシアター向かって右側(上手側)の入り口は、レッドカーペットをショートカットして階段下から横入りするコース。

スターと同じ道を歩きたかったら、向かって左(下手側)から入らないといけなかった。監督、ショートカットコース。

 なんとか姿を拝めたので、その後3人でアイルランドパビリオンへ行き、ギネスビールを飲みながら出会う映画人達にポストカードを渡し過ごす。俳優、ディレクター、プロデューサー…etc.こんなに各国の映画人たちが一堂に会し交流できるのも、カンヌ映画祭の醍醐味のひとつだろう。48hfp主催のマークも「カンヌでは映画を観たりスターを見るのも良いけど、とにかく色んな人と交流してね」って言ってたしな。キリッ。すると一人のアメリカ人が「今、試写室で上映されている映画の後に、元ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが来て質疑応答するんだけど、来ない?」とチラシを配りながら声をかけてきた。そして「わ!あなたのしてるピアスと全く同じピアス持ってる!」とショップ店員さんみたいなことを言ってくる。

「他のメンバーとの待ち合わせもあるしなぁ…映画って何分くらい?」

「あと15分くらいで終わる!その後、質疑応答タイムよ!」

わーい。ジェームズ・ボンド!さっきまでの志をギネスで一気に喉に流し込み、いやいやこれもカンヌの醍醐味さと、いそいそと試写室へ移動。試写室は前日48hfpを上映した所と同じくらいか、ちょっと狭いくらいの広さ。しかし全然席が埋まってない。ガラガラ。前から2列目に座る。

 映画はピアース・ブロスナンがプロデューサー、ピアースの奥さんが監督した、ハワイのドキュメンタリー映像。農薬による健康被害、環境破壊、動物たちへの影響などを、抗議活動の映像やインタビューで紡いでいく。実質40分くらい鑑賞。あれ?50分を、15分と聞き間違えたかな?トーマスに聞いたら「ううん。15分って言ってた。多分人入れたいから、嘘ついた」って。あは。

鑑賞後、ピアースと奥さんが登場。

わ、すごい。ジェームズボンドが目の前!姿勢いいなぁ、やっぱかっこいいなぁ。ハリウッドスターだなぁ。そういえば今度マンマ・ミーア!2が公開されるなぁ。。

などと思っている間に質問タイムは終わり、すっかり堪能した私達は試写室を出てショートフィルムコーナーハッピーアワーへ。

先に飲んでいたチームメンバー1人と合流。たまたま居合わせた、48hfp公式カメラマンのジョーダンから、インタビューを依頼される。え、監督いないよ。今まだ映画鑑賞中だよ。10分くらいカメラ&マイクチェックをしながら待ってくれたけど、監督は間に合わず。4人でビデオインタビューを受ける。監督が一番想いが強いと思うんだけど。。仕方ない。

(文:北口奈奈)


Photo by Jordan Lema


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